どうも!ポニーです。
寒天は、テングサ オゴノリなどの紅藻類の粘液質を凍結・乾燥したものになります。
英語では、マレー語からの借用によりagar-agar、又は短縮してagar([ˈeɪɡɑːr, ˈɑːɡər])とも呼ばれております。
近年、ダイエットにも向いていると話題にもなっておりましたが、どんな方法で効果がありそうなのかもまとめてみました。
もちろん、食物繊維を多く含む寒天、健康効果も同様に期待ができそうです。
寒天について
乾燥寒天を冷水に浸し沸騰させて炭水化物鎖を溶かし、他の物質を加えて漉し38℃以下に冷ますことによって固まります。
寒天はゼラチンよりも低い、1%以下の濃度でもゲル化が起こるとされており、一度固まった寒天ゲルは85℃以上にならないと溶けないため、温度変化に強く口の中でとろけることがありません。
寒天は、ダイエットにも人気に話題となり様々なメディアでも取り上げられており、食事制限などで続かない方に向けてのよいダイエット方法です。
食事は摂りながら量を減らすようなダイエットの補助的な役割を大きく果たしてくれます。
また他にも、健康にも働きかけてくれる意外なサポートもしてくれます。
ダイエットのサポート役
栄養効果が低い寒天ですが、それでもダイエットの手助けをしてくれます。
栄養素の働きからとは少し違ってきますが、ダイエットに必要な「食べ過ぎ抑制」「脂肪蓄積の抑制」に期待ができそうです。
●食べ過ぎの抑制
寒天は嬉しい事にほぼカロリーが0となり、しかも1gあたりの水分量が100ccも含まれております。
そして、保水性の高い寒天が多くの水分を吸収し胃の中で満腹感を得られやすく空腹間を感じさせにくくしてくれます。
ダイエット大敵である空腹感を抑制してくれるお陰で、食事への食べ過ぎ抑制効果にも繋がってきます。
●脂肪蓄積を抑制
たくさんの食物繊維を含んでいる寒天、食物繊維は糖質の吸収も抑制してくれる働きがあります。
食事を摂取することで起こる糖質の吸収を寒天が抑え、脂肪蓄積を抑えてくれる働きが期待されます。
豊富な食物繊維
寒天は食物繊維がかなり豊富に含まれており、その量は80%程が食物繊維ともなります。
ゼラチンのようなでんぷん質からつくられているものとは異なり、殆どがノーカロリーとなります。
そんな食物繊維は腸内環境を整えてくれる働きから便秘解消などの効果を発揮してくれます。
また、寒天は水溶性食物繊維・不溶性食物繊維と含まれることから期待も大きくなります。
<水溶性食物繊維>
腸内の善玉菌を増やす効果があり、お腹の中でゲル状の柔らかい便を作る働きがあります。
便が固くなりがちな方は「水溶性」の食物繊維をとるようにしましょう。
<不溶性食物繊維>
腸内で水分を吸収してふくらみ、便のカサを増やして、腸のぜん動運動(内容物を運ぶ動き)を活発化させ、便通を促進します。
便秘解消やダイエットをすすめている方にとっては、有効的な食べ物になります。
嬉しい美肌効果を得れる
お肌の状態をキレイに維持したり保つには、体内の有害な物質を排出する必要もあります。
当然に便秘などの症状が続くと、老廃物や毒素が溜まり肌荒れの原因になります。
便秘解消でもご説明した通り、便通がよくなればお肌の影響もよくなりデトックス効果も十分に期待できます。
また、寒天には「アガロペクチン」という天然由来成分が含まれております。
紫外線などでお肌のトラブルとなるコラーゲンの破壊を抑制してくれる効果もあり、お肌への維持にも大きく繋がる嬉しい成分です。
寒天はいつ食べると効果的
さまざまな期待を持てる寒天ですが、果たしてどのタイミングで摂るとよいでのでしょう。
今回は、ダイエットを目的としている方向けに、食べるとよいタイミングを紹介いたします。
●食前に摂取
満腹感を得て食事の量を減らす為にも、食事の20~30分前に食べておくと全体の総カロリーを抑えることが出来ます。
他の食事を摂る事で、急激な血糖値の上昇を抑え糖質の吸収を穏やかにしてくれます。
●間食されてる方
普段に間食をしている方は、まずポテトチップスなどの代りに寒天にしてみるとよいでしょう。
ポテトチップスなどのカロリーに比べても寒天なら大きくカロリーカットできますし、腹持ちもよいことからストレスの緩和にも繋がります。
カロリーと摂取目安量
殆どが食物繊維となる寒天、ほぼノーカロリーとなりますが、実際はどれほどの含有量が含まれているのでしょう。
また、一日の摂取目安量も守りながら、バランスよく継続して摂っていきましょう。
●寒天カロリー
3kcal/100g
摂取する量はほぼ0kcalとなります。
●寒天の摂取量目安
6g~10g/日
2g~3g/1食
※2~3回に分けて食べるといいです
寒天ダイエット時の注意点
①寒天は海藻のテングサでミネラルも若干は含まれておりますが、他必要な栄養素がほとんど含まれておりません。
②寒天には食物繊維が豊富に含まれておりますが、その他の栄養素は不足してしまう為に、寒天以外の食事を注意して食べなくては体を壊してしまいます。
特にタンパク質・ビタミン・ミネラル・脂質など人間の体に必要な栄養素もシッカリと摂りながら寒天ダイエットを進めてください。
③寒天に含まれている食物繊維ですが、便秘によい働きもありますが、一度にたくさん摂ることで上手く消化できず逆に便秘になる可能性もあります。適量を守って摂ることをおすすめします。
④寒天ダイエットは、寒天を食べて満腹中枢を刺激し食べ過ぎ抑制を得る方法となり、食べれば痩せれるものではありません。
バランスのとれた食生活と適度な有酸素運動を組合わせながら行いましょう。
最後に
寒天にはたくさんの栄養素が入っているわけでもなく、ダイエットに繋げる燃焼効果などもありませんが、ダイエットに嬉しい食べ過ぎや美容健康上の大きな手助けはしてくれます。
気になる皆さんも是非試してみては如何でしょうか。
あくまでも、個人によって効果のあらわれ方や変化は様々になります。参考にして頂けたらと思います。