どうも!ポニーです。
7色野菜・果物はご存知ですか?
野菜や果物の色素成分、「フィトケミカル」第七の栄養素と呼ばれ、大きなパワーを秘めております。
植物だけが作り出す化学成分で、人間の身体に様々な働きかけをしてくれます。
7色野菜・果物
フィトケミカルの色素成分を含む野菜や果物のことで、その多くは色素で、「赤・橙・緑・黄・紫・黒・白」の7色に分かれた色素成分に含まれております。
様々な、美容健康効果を秘めており、7色の植物をバランスよく摂ることをおすすめします。
フィトケミカルについて
フィトケミカルは、野菜や果物の色素・苦味・辛味・香り・ネバネバなどの成分となります。
主に、抗酸化剤としても用いられており体内では抗酸化物質としての作用効果も期待されております。
抗酸化物質を摂ることで、体内の酸化を防ぎ、美容・老化や生活習慣病などさまざまなリスクの低下に働きかけてくれます。
体にとって良い作用をする働きがあるため、摂取したい成分となります。
フィトケミカルについて調べると「フィトケミカル」・「ファイトケミカル」という呼び方もありますが、どちらも同じ意味をあらわします。
・「ケミカル」化学物質
・「ファイト」phyto英語で植物
今回はフィトケミカルで進めさせていただきます。
7色フィトケミカル
フィトケミカル7色野菜と果物の色素を一部分けてみました。
色 | 食品 | 種類 |
赤系 | トマト・柿・スイカ・赤唐辛子・赤パプリカ | リコピン・カプサンチン |
橙系 | にんじん・かぼちゃ・モロヘイヤ | カロテン |
黄系 | レモン・みかん・トウモロコシ | βクリプトキサンチン・ルテイン |
緑系 | ほうれん草・小松菜・ブロッコリー | クロロフィル・スルフォラファン |
紫系 | なす・紫いも・紫キャベツ・ブルーベリー | アントシアニン |
黒系 | ごぼう・じゃがいも・なす | クロロゲン酸 |
白系 | キャベツ・大根・ねぎ・にんにく | イソチオシアネート・硫化アリル |
いくつかの野菜果物の種類から抜粋し、この種類の紹介をさせていただきます。
赤系の種類効果
赤系の野菜・果物となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
赤系 | トマト・柿・スイカ | リコピン | 抗酸化作用・動脈硬化 |
赤唐辛子・赤パプリカ | カプサンチン | 抗酸化作用・動脈硬化 |
リコピンやカプサンチンを摂取することで、強い抗酸化作用があり動脈硬化や美容効果で美肌などに役立ってくれます。
また、カプサイシンによって脂肪燃焼効果があり、ダイエット効果にも期待がされております。
<他にもこんな食品例>
パパイヤ・ピンクグアバ・グミの実・赤ピーマンなど
橙系の種類効果
橙系の野菜となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
橙系 | にんじん・かぼちゃ・モロヘイヤ | カロテン | 抗酸化作用 |
βカロテンは摂取すると、体内で必要な分だけビタミンAに変換されるため、プロビタミンAと呼ばれビタミンAの仲間に分類されております。
ビタミンAは、肌の健康維持に働きかけ、シミやシワ・ニキビの予防効果が期待されております。
βカロテンには、強い抗酸化作用があり美容健康の手助けはもちろん、免疫向上作用もあり風邪などを引きにくくする作用もあります。
<他にもこんな食品例>
パセリ・玉ねぎ・シソ・大豆・ほうれん草・ブロッコリー・キャベツ・レタス・エンドウ豆など
黄系の種類効果
黄系の野菜・果物となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
黄系 | レモン・みかん | βクリプトキサンチン | 生活習慣病・骨粗しょう症 |
トウモロコシ | ルテイン | 抗酸化作用 |
血液中のβクリプトキサンチン濃度が高い人は、生活習慣病や骨粗しょう症のリスクが低いことが期待されております。
ルテインは花・葉・果実などに含まれる黄色系の色素で強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用となると、活性酸素の消去がそうですが、その作用によって目の健康維持や目の老化防止にいいとされております。
<他にもこんな食品例>
パセリ・玉ねぎ・シソ・大豆・ほうれん草・ブロッコリー・キャベツ・レタス・エンドウ豆など
緑系の種類効果
緑系の野菜となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
緑系 | ほうれん草・小松菜 | クロロフィル | 抗酸化作用・殺菌作用 |
ブロッコリー | スルフォラファン | 抗酸化作用・殺菌作用 |
クロロフィルは葉要素と呼ばれ、ほうれん草や小松菜に多く含まれております。
抗酸化作用によって、デトックス効果から美肌効果・美容健康と、更に殺菌作用やコレステロールの上昇を抑制する効果もみられます。
スルフォラファンは、ブロッコリーに微量に含まれる成分で、活性酸素の消去や有害物質を無毒化する働きで、抗酸化力・解毒力の作用効果がみられます。
<他にもこんな食品例>
ニラ・白菜・ピーマン・シュンギクなど
紫系の種類効果
紫系の野菜となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
紫系 | なす・紫いも・紫キャベツ・ブルーベリー | アントシアニン | 抗酸化作用・目の健康維持 |
紫色の野菜や果物に含まれる、アントシアニンは、主に強い抗酸化作用があり目の健康維持に働きかけてくれます。
疲労がたまり、疲れ目やぼやけるなどの症状にサポートし、目の健康維持に役立つとされております。
<他にもこんな食品例>
ブドウ・紫キャベツ・紫ブロッコリー・黒豆など
黒系の種類効果
黒系の野菜となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
黒系 | ごぼう・じゃがいも | クロロゲン酸 | 抗酸化作用・血糖値・脂肪分解酵素 |
黒系に含まれる、クロロゲン酸も抗酸化作用があり、美容健康対策に期待がもたれております。
また、糖質分解酵素の働きを阻害し、血糖値上昇の抑制効果や、脂肪が身体に吸収されるのを抑制する働きがあるとされております。
美容健康はもちろん、ダイエット効果にも期待ができるでしょう。
<他にもこんな食品例>
コーヒー豆・サツマイモの皮・お茶など
白系の種類効果
白系の野菜となります。
色 | 食品 | 成分 | 機能効果 |
白系 | キャベツ・大根 | イソチオシアネート | 抗酸化作用・代謝向上 |
玉ねぎ・にんにく | 硫化アリル | 血液擬固・疲労回復 |
イソチオシアネートは抗酸化作用の働きで、活性酸素の消去・動脈硬化など血管の老化予防に期待できます。
また、アンチエイジング効果や殺菌作用・食欲増進・解毒作用などにも、効果があるとされております。
他にも、代謝向上効果もあり、基礎代謝が高まるダイエット効果がみられます。
硫化アリルには、においや辛みの成分となり、血液サラサラ効果や疲労回復を助ける作用が期待されております。
<他にもこんな食品例>
長ネギ・ワサビ・白菜・らっきょう・セロリなど
最後に
7色の野菜果物は、ただの色素ではなく美容健康に必要な抗酸化作用や機能成分が含まれております。
旬の野菜・果物を食卓に並べるのも、彩もよく栄養価もありよいでのはありませんか。
たくさんの種類を並べるのは大変ですが、まずは1~2品から健康でキレイを維持するために、食事を楽しむのもよいでしょう。
あくまでも、個人によって効果のあらわれ方や変化は様々になります。参考にして頂けたらと思います。